アイドル

 

 

アイドルって一体何なのだろうか。

どこまでがアイドルで、どこまでがアイドルではないのか。ふと考えてしまいました。

 ここで私がお話ししたいのは、○○の事務所だから、パフォーマンスがどうだから 彼ら、彼女らはアイドルだとか非アイドルだとかそういうお話ではありません。

 

私はアイドルが好きです。女の子も男の子も。何が好きなのかと問われると一言では答えられないけど、1つ言えることは非現実的なキラキラした世界を見せてくれる、ということかな。

アイドルを好きになってだいぶ長い時間が経ちましたが、その間に応援していた子はたくさんやめて行きました。もちろん同じグループではなくいろんなグループ。いろんな理由でいろんな子達がアイドルをやめました。そのなかで今もアイドル活動を続けている子はいません。

やめる、と言っても色々なパターンがありますよね。事務所、本人から直々に卒業発表があり、卒業を機に会える機会つくってくれるケース。例えば卒業コンサートだったり卒業公演だったり。卒業公演を終えても握手会に参加するなんてこともありますよね。卒業するに関してはつらくても、応援してきたファンにとっては1番幸せな終わり方だと思います。

または、事務所やタレント本人から卒業発表があっても、もう会えるチャンスがない場合。やめてしまう事実だけ伝えられ、あぁあの時もっと会いに行けば良かった…後悔ばかりが残ります。

それから、事務所や本人たちの口からもやめる、卒業する、などの言葉を聞くことができないというパターン。主にSNSを使うことができないジャニーズJr.にありがちなパターンでしょうか。SNSを使うことができてもはっきりとしたことが言えなくて、応援してくれた人、仲間に感謝を述べることしかできず、ファンはそれを察知しかできない。やめるという言葉を一切発さず、最後の公演中に涙するなんてことを耳にしたことがあります。

他にもあるかもしれませんが、わたしが見てきたなかで大きく分けるとこのような感じでしょうか。

やっぱりこうやって考えてみるとと卒業発表があって、最後に会える機会を作ってもらえることがどれだけありがたいことなのかわかります。初めて推しの卒業を経験した時がまさにこのパターンで、握手会で泣きながらお別れしたことを今でも覚えています。

ここ最近ではその当時ほど現場に足を運べていないこともあり、お別れも感謝も伝えられないまま…なんてこともありました。いまはTwitterという便利なものがあり、一方的であれば伝えることはできるのですが。

 

アイドルはどこまでアイドルなのか。というお話でしたね。過去、アイドルをやめた推しのなかにはアイドルをやめても芸能活動を再開する人もいたし、自分自身で制作活動をしてる人もいます。Twitterなど何かしらで彼女たちの近況を知ることができました。でも、なんらかの活動をしている推しを見ても正直、アイドルをやめた彼女たちに現役の時と同じレベルの興味を持つことができませんでした。あぁ、やっぱり自分ってアイドルが好きだったんだなぁと改めて実感した瞬間でもありました。

卒業後、普通の女の子に戻った推しの様子は、探ったりしない限りわかりません。だから私の中では卒業当時で時が止まってしまっているのでした。自分にとってはずっとずっと好きだったアイドルのままなんです。例え高校生が大学生になっていても、社会人になって働いていても、結婚していても。

となると、アイドルって結局言葉の意味通り偶像であって、こちら側の勝手なイメージでしかないのだろうか。わたしがアイドルだ!と思えばアイドルだし、そうではないと思えばそうでない。その人のことをアイドルだ思う人が1人でもいるのなら、彼女たち、彼らがいくつだったとしてもアイドルなのです。だってその人にとってのアイドルですもんね。という風にわたしが思うのは、アイドルとしてステージ上で、テレビ越しで輝いている推しが1番好きだからなんだと思います。

1つ言えることは、後悔しないように、会いたいときに会いに行くことです。どんな事務所、グループにいてもいつ自分たちの前に現れなくなるか分かりません。

若いうちから芸能界に入って、若くでやめちゃうなんて勿体無い。そうと思うことが多いけど、逆に自分の将来をしっかり考えて決断できてきるのかな、と思うことにしています。やっぱり応援しているひとには幸せになってもらいたいし、どんな道であれ夢を叶えて欲しいなって思います。

素敵な夢を見させてくれて、ありがとう。